七変化

 一週間前になりますが、山梨県内のカトリヤンマの状況を確かめに、とある水田へと向かいました。

Mizokakushi
ミゾカクシ

 先に結果を言ってしまうと『外れ』で、やはり東京よりも若干遅いのか(それとも探した地点がそうなのか)はわかりませんが、ポイントはわかっていても難しいトンボです。という訳で、水田周りを一通り観察する事にしました。

Nihonama
ニホンアマガエル

 灰色の空の下、水田脇にたたずんでいた灰色のアマガエル。周囲に合わせて体の色を変えられるというのは知っていましたが、これほど見事な灰色の個体を見たのは初めてです。体長も4センチ前後と大きめでしたが、ここまで成長していると様々な修羅場を乗り越えて来たのか否か、カメラをぐっと近づけても逃げる素振りを微塵も見せませんでした。貫禄十分です。

Tokyodaruma
トウキョウダルマガエル

 一方で、アマガエルよりも数倍の大きさのトウキョウダルマガエルはと言うと、少し近付いただけで一目散に水田の中へと消えて行ってしまいました。梅雨時の水田では、羽化したアカネ類と共にカエル達も多く見かけますが、たまにはカエルの方に目を向けるのも良いものです。

山梨県 2016年7月13日

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上昇する春

 幸運にもオツネントンボと遭遇できた後、前から気になっていた池へと足を運びました。

Azumahiki
アズマヒキガエル

 池の場所が山裾かつ日影だったので、流石にトンボは見られず現場確認というところでしたが、代わりにアズマヒキガエルの恋の駆け引きの現場に居合わせました。

Azumahiki2

 水の流入口を含めて、池全体で10匹以上は集まっていたようです。普段は茂みや林内で生活しているので、山と接した池は産卵場所として好都合なようです。
 ところで、東京の地元の公園でも以前にアズマヒキガエルの産卵を観察した事がありましたが、それはまだ寒さの抜けきらない2月の事でした。緯度的には然程変わらないまでも、標高が違うだけでここまで活動のタイミングが違うというのも面白いものです。

Katakuri
カタクリ

 野山や水辺が少しずつ賑やかになってきたので、来週の休日からは早起きの生活が始まりそうです。

山梨県西部 2016年4月9日

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寒中水泳

 春を思わせる気温となった先週の土日から数日後、以前にホソミオツネントンボを確認した公園の職員さんから、ヤマアカガエルの産卵が始まったという連絡が届いたので、早春のカエル観察に行って来ました。

Yamaaka1

Yamaaka2
水底に沈むヤマアカガエルの卵塊
(上:産卵から数日経過、下:産卵から数時間後)

 着いてから早速、職員さんに卵があるという現場まで案内して頂くと、岸から少し離れた池の深みに、ヤマアカガエルの卵塊が幾つも沈んでいました。東京にいた頃にも毎年何度かは見ていましたが、いつも水面上から卵塊を見下ろすカットでしか撮っていなかったので、久々に防水コンデジを持参して水中からの撮影を試みました。
 今回教えて頂いて初めて知ったのですが、ヤマアカガエルのメスは1シーズンに1回しか産卵を行わないらしく、その年の卵塊の数から、水域周辺に繁殖可能な個体がどれくらい生息しているのか推測できるそうです。今回、池全体を見てまわった限りでは30個近くの卵塊が水底に沈んでいたので、少なくともメスに関してはこれと同じか、それ以上の数がどこかに潜んでいるという事なのでしょう。

Yamaaka3
ヤマアカガエル♀

 2枚目の真新しい卵塊の近くにいたので、おそらくその卵塊を産み終えたばかりのメスかと思われます。
 それにしても、当のヤマアカガエルは涼しい顔(?)で水に浸かっていますが、水温は4〜5℃ほど。卵塊を撮影するために、冷たさに耐えながらカメラごと手を水中に沈めましたが、10秒浸けているのもやっとの水温でした。とてもではないですが、カエルみたく寒中水泳というのは私には無理ですね。

山梨県 2016年2月21日

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