雪のような白さ

Hotokenoza2

Hotokenoza
ホトケノザ(白化型?)

 先日、職場周辺を散策していた折に、道端に生えたホトノケノザの群落の中に、白い花を付けた株を見つけました。こんな変異もあるのか! と、喜び勇んだ後に調べてみると、そんなに珍しい現象ではないようです。しかし、これはこれで綺麗な姿ですし、何より道端で普通に見かける野草にも知らない事が沢山あるのだなと、改めて感じました。

Urihada
ウリハダカエデ

 サクラやクヌギなどの樹の紅葉は疾の昔に散ってしまいましたが、カエデ類はまだまだこれからといった様子です。常緑樹が多いので紅葉が一層目立ち、陽の当たり具合や気温によって色が微妙に変化していくので、車での移動中にもそばを通る度につい目を向けてしまいます。

香川県 2016年12月2日

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生物の境界線

 ネキトンボの産卵が、ものの1時間ほどで収束してしまったので、午後は周辺の観察に切り替えました。

Edanana
エダナナフシ

 本人は枝に成りきっているつもりなのかもしれませんが、場所がちょっと悪かったですね。

Murasakihokori
ムラサキホコリ?

 朽ち木の上で、ムラサキホコリ(?)と思われる変形菌(粘菌)の一種の子実体を発見しました。身近な場所にも普通に生息しているらしいのですが、普段注意を向けていないためか、これまでに見た事はあっても通り過ぎていたかもしれません。知識が無いと「なんぞこれ!?」という外見の生物ですからね。
 ところで、私が変形菌という存在を初めて知ったのは、漫画『風の谷のナウシカ』でなのですが、劇中では突然変異で誕生した超危険な粘菌が、何もかも飲み込んで巨大化していく印象があまりにも強すぎて、実際の粘菌に対しても何となく恐怖心を抱いていた時期がありました。実際は全くもって恐ろしい生物ではありませんが、動物的な側面と植物・菌的な側面があるので、生物の境界線を考える上では実に不思議な生物だと思います。

Yukinoshita1

Yukinoshita2
ユキノシタ

 途中にあった神社の境内にも立ち寄ってみたところ、ユキノシタが丁度見頃でした。改めて見てみると、なかなかに可憐な形の花です。

山梨県 2016年7月2日

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雲か霧か

Kumokiri
クモキリソウ

 昨年の7月頃に、職場の近くを散策していたところクモキリソウ(漢字では「雲切草」* です)を発見したのですが、発見時には花期が過ぎて茎と葉だけが残されていました。それから一年、5月に入ってから週に一回は状況を確認し続け、とうとう今週になってようやく花が咲きました。一年待っただけあって、喜びも一入です。

山梨県 2016年6月15日

* 追記:参考文献によっては「蜘蛛切草」「蜘蛛散草」「雲霧草」など、色々あるようです。

Kumokiri2

 一週間後の6月24日。花の数が増えました。

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方庭

 先日の祝日(昭和の日)に、仕事の関係で都内の新宿御苑へと行って来ました。苑内は緑豊かなので歩いているだけでも十分面白いのですが、行くと必ず行ってしまう温室に今回も足を運びました。

Hisuikazura
ヒスイカズラ

 温室内は海外の植物に満ちており、時々種類が入れ替わるようなのですが、今回はヒスイカズラが丁度見頃でした。本物を見たのは初めてでしたが、その名に相応しい姿ですね。

Orizurusumire
オリヅルスミレ

 以前に来た時にはキソウテンガイが展示されていたので、また見られるかと少し期待していたのですが、下げられて(?)しまっていました。それには少し落胆したのですが、出口付近にぽつんと置かれていた鉢に目が止まり、ラベルを見てびっくりしました。
 山渓の図鑑『日本のスミレ』に記載されていた優雅な和名と、その解説文、そして野生絶滅という三拍子が揃って強烈に印象に残っていたのですが、こんなところでお目にかかれるとは思いもしませんでした。

 野生絶滅、つまりは何らかの理由によって野生下では一切生息・自生しておらず、研究機関等でのみ命を繋いでいるという風前の灯とも言える状態ですが、新宿御苑は庭園としてだけではなく、これら絶滅寸前の植物を保存するという言わば方舟的な機能も持っています。
 オリヅルスミレに関してはかなり特例ではあるものの、他の生物が何時同じ境遇に陥るかわからないこのご時世ですから、知らずに失われる前に、その地域にどんな生物がいるのかしっかりと観察しておく事の重要性を、小さなスミレから学んだ一時でした。

東京都 新宿御苑 2016年4月29日

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引き出しを増やす

 ムカシトンボ観察の前後に、沢の周辺で春先の植物も見る事ができたので、名前を忘れない内に。

Hitorishizuka
ヒトリシズカ

Shirobanaenrei
シロバナエンレイソウ

Turunekonome
ツルネコノメ

Mitubakonron
ミツバコンロンソウ?

Katensou
カテンソウ

Ootuthi
巣穴を掘るオオツチハンミョウ♀?

 水辺には面白い植物が色々と生えており、時にはカワトンボやイトトンボ、ヤンマなどが産卵に使用するので、知識の引き出しを増やすためなるべく覚えようとは努めているのですが、トンボのようにすんなりとは入ってこないものです。その点、昆虫と食草をセットで覚えているチョウ屋さんや甲虫屋さんなどには本当に感服します。

山梨県西部 2016年4月24日

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地面の暖かさ

 先日のムカシトンボ観察での余韻がまだ残ってはいますが、山梨のトンボ発生の状況も確かめるべく、まずは近場のフィールドから確認にする事にしました。

Amigasa
アミガサタケの一種

 水域へと向かう途中、前から気になっていた場所に少し寄り道してみると、地面の至る所からアミガサタケの一種がにょきにょきと生えていました。味は中々良いと聞いた事がありますが、素人なので手を出すには勇気が入りますね。

Okinagusa
オキナグサ

 ここで一番驚いたのがこちら、オキナグサです。
 陽当たりが良く、定期的に草刈りが行われる様な場所でないと生えないとは聞いていましたが、まさかこんな形で見つけられるとは思いもしませんでした。翁の名が付いてはいますが、春の野に生えるこの姿には「妖艶」という表現が似合うようにも思えます。

Fujizakura
フジザクラ(マメザクラ)

 アミガサタケもオキナグサも地面に這いつくばっての撮影でしたが、草花が咲き乱れる時期になっただけはあって、地面も暖かでした。

山梨県東部 2016年4月23日

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春のさえずり

 ムカシトンボも無事に撮影できた直後、ひんやりとした風と共に小雨が降り始めたので、春の花などにカメラを向けつつ来た道を戻りました。

Yamabuki
ヤマブキ

Futabaaoi
フタバアオイ

Marubasumire
マルバスミレ

Misosazai
ミソサザイ

 ムカシトンボと共にスミレ類も楽しめるかと期待していたのですが、季節の進みの関係で盛りを過ぎた種が多かったので少し残念です。一方で、今まで鳴き声は何度も聞いていたものの、姿はしっかりと見た事がなかったミソサザイとその美しいさえずりを、目の前で見て聴く事ができました。
 行きは脇目も振らずにムカシトンボを目指して道を急ぎましたが、目的を果たせて落ち着いて周りを見れば色々な物が見えて来るものです。春先の植物等もその一時しかお目にかかれないので、トンボ観察と合わせてなるべく観察して行きたいところです。

東京都 2016年4月18日

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