木の葉隠れ

 一週間以上前の記録になってしまいますが、この日は薄曇りに涼しい風が吹き抜ける中で観察に出掛けました。結果から言ってしまうと、トンボの成果はゼロでしたが、林縁を歩いている時にちょっと面白いチョウに出会いました。

Kurokonoma1

 どこにいるか、わかりますか?

Kurokonoma2
クロコノマチョウ

 正解は、中央より少し左。枯葉にそっくりなクロコノマチョウです。色も然ることながら、質感も枯葉そっくりです。足下から不意に飛び上がるまで、全くわかりませんでした。

Turigane
ツリガネニンジン

 四国だから東京よりは暖かいだろうと思っていましたが、風は意外に冷たいので、真冬は東京と大差ないかもしれません。

香川県 2016年10月31日

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日暮れ前の一時

 仕事が終わった後、職場前の草地にふと目を向けると、ヤマトシジミ達が翅を休めていました。

Yamato1
ヤマトシジミ

Yamato2

Yamato3

 わずか2メートルの範囲に、10個体近くが集まって眠りに就いていました。日中は猫の額ほどの草地としか思っていませんでしたが、そんな草地でも、生きものにとっては大事な空間であると感じた日暮れ前の一時でした。

香川県 2016年10月13日

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他力本願

 稲の復旧作業を行ってから数日後、問題無いか再び様子を見に行きました。まるで農家のおじさんですね。

Kuroageha
クロアゲハ

Nagasaki
ナガサキアゲハ♀

 公園へと向かう途中、道端ではクロアゲハの蛹を発見したり、ナガサキアゲハに出くわしたりと、何故かアゲハ類との遭遇率が高かったです。

Kawasemi
カワセミ♂

 公園に着いて、水田へと向かう前にヤブヤンマのいる池を覗いてみると、なんとカワセミが来ていました。後で情報を確認したところ、どうやら2ヶ月ほど前から時々姿を見せているようです。小魚を捕らえる印象が強いですが、都会に生息している個体はアメリカザリガニを食べる事があるらしく、他力本願ではないですが、園内の水域に潜むアメリカザリガニも積極的に獲って頂けると助かります。
 ちなみに、稲の方は問題ありませんでした。

東京都 2016年9月5日

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ビギナーズラック

 シャクジョウソウの生える薄暗い森を抜けると小さな草地に出たので、何か面白い生きものがいないか様子を見てみました。

Asama
アサマシジミ♀

 すると、何やら見た事のある飛び方のシジミチョウが目の前を通り過ぎ、止まった姿をよく見てみれば、蝶屋の先輩が血眼になって探し求めていたアサマシジミでした。他にもいるかと思って草地全体を歩いてみましたが、今回はこのメスだけです。

Oomidori
オオミドリシジミ

 もう一種、林縁で見慣れないシジミチョウを発見し、ミドリシジミの仲間だろうというところまではわかったのですが、オオミドリシジミで合っているのかどうか・・・(間違っていたらごめんなさい)。これも、この1個体だけでした。ビギナーズラック的な物かもしれませんが、森林も然ることながら草地も意外な生きものに出くわすものです。

追記:蝶屋の先輩からオオミドリシジミで合っているとのコメントを頂きました。

Gomadara_2
ゴマダラカミキリ

Ezoharu
エゾハルゼミ♂

 見かける昆虫の種類も少しずつ夏らしくなってきましたが、山梨では初夏の代表種であるエゾハルゼミが、ラストスパートとばかりに懸命に鳴いていました。

山梨県 2016年7月4日

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果てしなきリベンジ

 先週の土日に、蝶屋の先輩に新潟へ強制連行されたばかりですが、今週の日曜日にも昨年の山梨でのアサマシジミのリベンジと称して乗り込んで来たので、またもや駆り出されて終日ドライバーを担当しました。

Ayame_2
アヤメ

Asama
アサマシジミ♂

 結果はと言うと、まあまあな数が見れたようではありましたが、一番期待していた場所でゼロだったので、「また来る! 雨でも来る!!」という不穏なコメントを残して帰って行きました。

山梨県 2016年6月12日

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帰れる場所

 先日の三連休は色々と用があって、東京の実家に帰省しておりました。山梨では一週間前に雪が降って春なんだか冬なんだかわからない天気でしたが、方や東京は21日に桜開花宣言が出されたりと、春らしい雰囲気そのものでした。

Benisizimi_2
ベニシジミの幼虫

 その桜開花宣言のあった21日。近所の公園で今年最初の昆虫調査会があったので、行って来ました。
 午前中は雲が多かったので気温も低くめで、虫達の活動的な姿はほとんど見られなかったのですが、隠れている虫でも探そうかと試しにスイバの葉を捲ってみると、ベニシジミの終齢幼虫が転がり出て来ました。単体で見たら派手な色合いですが、スイバの葉の上だと色調が同じで意外と溶け込んでますね。

Syunran
シュンラン

 昨年にシュンランを観察した辺りに行って見ると、今年はやや早めに咲いていました。思い起こせば、山梨へ引っ越す前日にシュンランを観察して旅立ったのですが、この一年間、新社会人として奮闘する中で色々と変わった事もある一方、地元に戻ってそこで変わらずに咲いている花を見ると、心から落ち着きます。

Kabuto
カブトムシの幼虫

Aosuzi
アオスジアゲハの蛹

 あっという間の一年に思いを馳せつつも、腐葉土を掘り返せば夏が待ち遠しくなる大物が現れたり、コンクリートの隙間には間もなく羽化するであろう蛹が付いていたりと、短時間ではありましたが収穫の多い観察会でした。
 唯一の誤算はと言うと、花粉症対策をろくにせず出掛けたため、観察会が終わってから半日ずっと鼻水が止まらなかった事です。

東京都23区内 2016年3月21日

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夜を捨てた蛾

 明くる日曜日。この日は薄曇りではあったものの前日よりは天気が回復したので、時間と共に晴れる事を願いつつ、一路とある河川敷へと向かいました。河川敷と言ってもトンボ狙いではなく、今回はある小さな蛾です。

Monki
モンキチョウ

 現地に着くと、天気が朝よりも好転したお蔭で、草原の上をモンキチョウやベニシジミが低く飛んでいました。ただ、気温が低めだった事もあって飛んでは止まるを繰り返しており、これは目当ての蛾を見つけるのは難しいかと思いつつ、僅かな希望を抱いて河川敷の土手を歩きました。
 しばらく歩いて目当ての姿もなく、やはり素人が付け焼き刃程度の知識で臨んでも駄目だなと痛感しながら、来た道を引き返すために土手の反対側に目を向けたところ、

Fuchiguro1
フチグロトゲエダシャク♂

 この姿が目に入った瞬間、「本当にいたー!」と思わず叫んでしまいました。辺りに誰もいなかった事は幸いでした。
 今回訪れた場所ですが、先日に山梨県内の昆虫の記録を見る機会があって、そこでフチグロトゲエダシャクが紹介されており、撮影地を見るとトンボ観察の折に何度も通り過ぎた事がある場所だったので、9割型外れ覚悟の、それこそ暇潰しで来たようなものでした。
 なにしろ、その記録というのが20年以上前の物だったので、開発等で日々環境が激変するこのご時世、20年前の記録に頼るのは果たしてどうなのかという思いもありましたが、意外にも侮れませんね。

Fuchiguro2

Fuchiguro3_2

 今回確認できたのはこの1個体のみで、他にも見逃したのではないかと思って2分程目を離した隙に、忽然と姿を消してしまいました。写真にはこの通り納めたので、幻ではないとは思いますが・・・。
 これまでに標本は何度か見た事がありましたが、生きている姿を見たのは今回が初めてでした。フユシャクの仲間であるという事はわかっていても、蛾である事をつい忘れてしまう華麗さです。

Ume

 予想外の展開となりましたが、仮にまぐれだとしても、やはり現場に行かないとわからないものだなと、梅の香りを味わいながら染み染み感じ、帰路に着きました。

山梨県 2016年3月13日

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冬のかわひらこ

 菜の花にあつまる昆虫達を眺めた後、知り合いの虫屋さんが、年末に見つけたというある蝶のいる場所へ案内して下さいました。

Uragin_2
ウラギンシジミ

 この時期の虫屋さん方のブログではお馴染みかもしれませんが、越冬中のウラギンシジミです。
 前に見つけた時には他に2個体いたらしいのですが、この陽気でどこかへ移動してしまったようです。ちなみに、見つけた経緯についてお聞きしたところ、『フユシャク類の状況確認で夜に出歩いてみたら、ライトに翅が反射した』との事でした。寒さを我慢すれば、案外見つけ易い方法かもしれませんね。

Murasakisizimi
ムラサキシジミ

 わずか1時間程の観察でしたが、陽気のお蔭で色々な昆虫に出会えて、良い観察初めとなりました。

東京都23区内 2016年1月2日

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観察初め

 先日の1月2日。『観察初め』という事で、空いた時間に近所の公園の様子を見て来ました。

Monshiro1

Monshiro2
モンシロチョウの幼虫

 公園に着いてみると、知り合いの虫屋さんも同じく観察初めにいらしていたので、新年の挨拶を交わした後、しばらく観察にご一緒させて頂きました。
 年末年始の東京は春を思わせるかのような陽気でしたが、公園の一角にある菜の花を見てみれば、モンシロチョウの終齢幼虫がゆっくりと動いており、葉の間に潜り込むならまだしも、表で堂々と日光浴をしている個体もいて、これには少々驚きました。

Onbu
オンブバッタ♀

 

Tuyumushi
ツユムシの幼虫

 よく見渡してみれば、陽気に誘われて色々な昆虫が出て来ていたので、そこそこ賑やかでした。特にオンブバッタに関しては、まさかこの時期に見られるとは思いもしませんでしたが、これも連日の暖かさが関係しての事かもしれませんね。

東京都23区内 2016年1月2日

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