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大らかさ

 東京の天気はほぼ一ヶ月連続で雨マークだったようですが、道東もこの一ヶ月天気が不安定で、一時は最高気温が22〜23℃と秋を思わせる様な涼しい日も続きました。しかし、今週になって夏が息を吹き返し、鳴りを潜めていた昆虫達も少し元気を取り戻したようです。

Kooni1

Kooni2
コオニヤンマ♂

 陽射し降り注ぐ湖の様子を見に行って見ると、湖面を渡る風に吹かれながら、コオニヤンマがパトロールを行っていました。お気に入りと思われる場所に止まった個体に試しに近付いてみると、すんなりと距離20センチ以内まで詰める事に成功。あまり近寄らせてくれない印象が強かったのですが、北の大自然で育ったため大らかなのかどうかはさせておき、良い個体に巡り会えました。
 ちなみに、道内に生息するサナエトンボ科は、コオニヤンマを含めわずか4種(他はモイワサナエ、コサナエ、ホンサナエ)とされているので、本州以南では普通種ですが、こちらではある意味で貴重な存在です。

Ruribosi1
ルリボシヤンマ♂

Ruribosi2
ルリボシヤンマ♀:産卵

Ruriito
ルリイトトンボ♀(♂型):カメムシ目(?)の一種を捕食

 近くの湿地では、ルリボシヤンマのオスが忙しくパトロールを行っており、その目を盗んで、水際の物陰ではメスが産卵を行っていました。そんなルリボシヤンマ達の攻防を脇で見つつ、ちらちらと飛び交うルリイトトンボはのんびりとお食事タイム。

Kawasemi1
カワセミ♂

 トンボ達の行動を眺めていた時、甲高い鳴き声と共に不意に一羽のカワセミが現れました。あまりにも近距離だったので、こちらの存在に気がついたらきっと驚いて逃げるだろうかと思いきや、すぐ近くの枝先に止まって水面の様子を伺い始めました。これは狩りの一部始終が見られるのではと期待して、観察対象をカワセミに変更です。

Kawasemi2
エゾサンショウウオの幼生(?)を捕食

 すると期待に応えるかの様に、水面にサッと飛び込んだ次の瞬間には枝先に舞い戻り、嘴にはエゾサンショウウオの幼生と思しき獲物を見事にくわえていました。この後も2回ほど見事な狩りを目の前で披露してくれてから、森の奥へと姿を消して行きました。
 それにしても、コオニヤンマやカワセミが見せた大らかさは、彼らの性格なのか北の大自然の力なのか、気になるところです。

弟子屈町 2017年8月25日

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