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青い赤とんぼ

 2回目の休日は、前回オオキトンボを確認したのに気を良くし、『青い赤トンボ』こと、ナニワトンボの探索に行って来ました。
 ナニワトンボの生息環境について図鑑や文献を見ると、「周辺が樹々に囲まれ、秋に水を落として水際に土が露出する池」とあり、前回のように当て所も無く溜池をまわるというよりも、かなりピンポイントで探さなければなりません。なので、トンボ屋の先輩方からも情報を頂きつつ、職場にいる地元の方からも、似た環境があるかお聞きして探索に乗り出しました。

Beni1
ベニトンボ♂

 目星を付けた溜池に降り立つと、陽当たりの良い水際でピンク色が鮮やかなベニトンボが出迎えてくれました。

Beni2
ベニトンボ♀

 オスは水際で始終縄張り争いを繰り広げていましたが、メスはというと、水際から少し離れた林縁などにひっそりと止まっていました。古い記録だと、香川県には分布していない事になっているのですが、今回見た個体数などの感じでは、全域に普通に分布しているような印象を受けました。あまり短絡的に言いたくはありませんが、これも偏に温暖化の影響なのでしょうか。

Pond

 ベニトンボを追いかけつつ水際を進んで行くと、中々良い雰囲気の場所にたどり着きました。一見すると、ナニワトンボの生息環境と類似しています。

Ooaoito
オオアオイトトンボ:連結帯

 足下に目を向ければ、日影気味の水域ではお馴染みのオオアオイトトンボが。そして、ちょっと離れた枝先に目を向けると、そこには、、、!

Naniwa1
ナニワトンボ♂

 まさかの、ナニワトンボです。その姿が目に飛び込んだ瞬間、「こんなに青いんだ、、、」と、思わず独り言が出てしまいました。赤トンボだとはわかっていても、らしからぬ綺麗な青色です。
 このナニワトンボ、青いという事以外にも分布地域が近畿、中国、四国地方と限定されているため、関東地方ではまずお目にかかる事ができず、しかも日本特産種という事もあって一度は見ておきたいトンボでした。

Naniwa2
ナニワトンボ:交尾

 幸運にも、この日は交尾中のペアも確認できました。このまま産卵も、と思ったのですが、この後樹上へと場所を移してしまい、一向に降りて来る気配が無かったので持ち越しです。
 一先ずは、目標としていたナニワトンボとオオキトンボの姿を見る事ができたので、今後は交尾や産卵等の更なる生態に迫りつつ、可能であれば迷トンボ等も押さえたいところです。

香川県 2016年10月14日

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