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漆黒の水際にて

 草地での観察を終えた辺りで丁度お昼を過ぎ、山を下りて県外の水域へとウチワヤンマの様子を見に向かいました。 

Uchiwa1

Uchiwa2
ウチワヤンマ♂

 昨年は7月の第3週頃に様子を見に行き、かなりの数の羽化殻が確認されたので今年は2週間早めてみたのですが、それでも既に成熟した個体がいました。

Uchiwa3

 抜け殻の状態もご覧の通りでしたが、居合わせた地元の釣り人さんにお聞きしたところ、10日ほど前から抜け殻が見られるようになったとの事でした。ウチワヤンマの発生は、約1ヶ月ほど長期的に続くらしく、昨年の状況と成熟個体・抜け殻の数から見て、まだ発生の初期段階なのかと思われました。

 こうなったら、昨年にやり残した事を実行するしかありません。

Uchiwa4
♂:羽化

 という訳で、この日は一旦家に引き返してから体勢を立て直し、日没と共に再び水域に舞い戻りました。

Uchiwa5_2
♀:羽化

 実は、夜間の羽化撮影に臨んでおきながら、三脚を未だに持っておらず、カメラ直置き・レリーズ装備という無謀なスタイルで、漆黒の中で小型ライト片手に観察を行いました。平たい岩の上で羽化していた個体がいてくれたのが本当に幸いです。上陸途中の幼虫も数個体は確認したのですが、定位箇所がカメラを置ける場所でなかった事と、光の影響をどこまで受けるのかが不安でしたので、これはまた持ち越しとしました。また、この日は新月で光がほとんど無く、今度は月も味方につけるつもりで再挑戦したいところです。
 闇の中で夢中でシャッターを切ること数時間。ふと時計を見れば、23時!? 朝から晩まで、なんとも長い一日でした・・・。

静岡県 2016年7月4日

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