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端境期

 トンボシーズン開幕から約2ヶ月が経過しつつある中、恥ずかしながら今年の発生状況が未だに掴めていません。それでも季節は進んで行きますから、天気の良い日には外に出ずにはいれらないものです。

Yukinoshita
ユキノシタ

Hosomiotunen
ホソミオツネン3兄弟

 気がつけば道端のユキノシタが可憐な花を咲かせる頃になり、以前に訪れた際にトンボの気配が全く無かった水辺を再度訪れてみれば、無数の越冬トンボ達が群れ飛んでいました。

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ホソミイトトンボ♂(左)・ホソミオツネントンボ♂(右)

Hosomi
ホソミイトトンボ:交尾

 トンボの観察中に耳を澄ますと羽音が聞こえますが、大型や中型ならばまだしも、イトトンボなどの小型となると羽音は普段ほとんど気にかけません。しかし、あまりにも数が多いと増幅されて耳に届くほどで、辺りから聞こえて来る羽音の元がホソミオツネントンボだったというのは、中々に圧巻でした。

Aohada1

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アオハダトンボ♂

 越冬トンボ達と戯れた後に近くの川も覗いてみたところ、数は少ないながらもアオハダトンボが見られました。緑色の体の輝きも然ることながら、時折開く翅が陽を受けて青く光るのも実に美しいものです。

Asahina
アサヒナカワトンボ♀:産卵

 前回の別の場所での観察ではあまり良いカットで撮れませんでしたが、幸運にもここではアサヒナカワトンボの産卵をじっくりと見る事ができました。この時は結構な深さまで腹部を入水させていたので、潜水産卵も行うのかと期待していましたが、この深さのまま産卵を終えた後、オスに追いかけられて消えて行きました。

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ヨツボシトンボ♂

 初夏の昆虫も続々と姿を現しているようなので、春のトンボも気にかけつつ、季節感を切り替えて行きたいところです。

山梨県 2016年5月22日

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戦略の選択

 ミヤマカワトンボの切ない恋の駆け引きを見送り、川辺で始終入り乱れて火花を散らしていたアサヒナカワトンボの観察も行いました。

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アサヒナカワトンボ♂(橙色翅型)

 時期的なものなのかはわかりませんが、ここの川ではオレンジ翅のオスがかなり多く見られました。

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アサヒナカワトンボ:交尾(♂橙色翅型)

 オレンジ翅のオスは見通しの良い石の上に陣取っているのですが、メスが産卵にやってきそうな場所には一際多くのオスが固まっています。時間は午後、少し陽が傾き始めた頃に、多くのオスが陣取っている隣で共に待っていると、産卵のためにどこからともなく現れたメスを目敏く発見し、確保していました。

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 交尾自体は数分と短かかったのですが、開始直後にオスが翅を一度パタつかせる場面をよく見ました。帰ってから文一総合出版の『日本のトンボ』のアサヒナカワトンボの解説文を見返してみれば、「交尾成立後に♂が一度翅を開閉することが多い」という記述がしっかりと書いており、なるほど、これがその事かと納得しました。

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アサヒナカワトンボ:交尾(♂無色翅型)

 アサヒナカワトンボと、良く似たニホンカワトンボのオスには、翅がオレンジの型と透明の型の2つがいますが、それぞれで行動が若干違うとされています。オレンジ翅のオスは、見通しの良い場所で縄張りを形成しメスを待つのに対して、透明翅のオスは明確な縄張りを持たず、オレンジ翅のオスの縄張り近くに潜んでメスを横取りするとされています。
 今回見ていた中でも、オレンジ翅のオスが場所を外した隙を狙うかのようにメスを獲得している場面が見られました。

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アサヒナカワトンボ♀:産卵

 交尾後のメスは少し間を置いてから産卵に入っていましたが、目敏いオスにすぐ見つかってしまうため、落ち着いて産卵できているようには見えませんでした。このカットもオスに連れ去られる前にぎりぎり撮れたようなものです。
 比率としてはメスが圧倒的に少なく思えたので、こちらも時期が進めば状況が変わるのかもしれません。何にせよ、この日は絶好の観察日和となりました。

山梨県 2016年5月15日

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懇願

 ヨツボシトンボの羽化の一部始終を観察した後、付近の植物を少し眺めつつ、離れた場所にある川へと向かいました。

Sasabagin
ササバギンラン

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ミヤマカワトンボ:求愛?(求愛拒否?)

 川に着くと、無数のアサヒナカワトンボに混じってミヤマカワトンボが縄張りを守っていました。見れば、オスとメスが仲良く並んでいるのを発見。しばらく観察してみたのですが、メスが飛ぶとオスも飛んで後を追いかけ、少し間を明けて着地というのを繰り返していました。もしかしたら求愛の最中だったのかもしれませんが、メスの方はというと、オスを適当にあしらっているような感じで何とも切ない光景でした。

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ミヤマカワトンボ♂

 もう少し時期が進んでメスが一気に増えてくれれば、気に入ってくれる相手が来てくれるかもしれません。

Asaza
アサザ

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ネコハエトリ♀

 移動する前に、車のドアを開けようとしたら睨まれました。

山梨県 2016年5月15

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ネーミングセンス

 キムネクマバチに心ときめいた翌日、この日は早朝出発で一路オオトラフトンボの再確認に向かいました。

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ヨツボシトンボ:足場を確認中

 緊張と不安が入り乱れて現地に到着すると、状況は2種間前となんら変わりなく、全体を見回ってもトンボの気配は皆無でした。そうとわかれば長居をしていても仕方がないので、少し離れたところにある谷戸へとすぐさま移動です。
 この谷戸では前回羽化を終えたヨツボシトンボを確認していたので、あわよくば羽化が最初から観察できないかと水際を覗き込んで見れば、正しく上陸して羽化場所の確認をしているヤゴを発見しました。

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羽化開始

 発見から待つ事約15分。唐突に羽化が始まりました。どのトンボでもそうですが、この羽化が始まる瞬間には思わず「おぉ!」と声が出てしまいます。

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 約1時間後、無事に脱出しました。初々しいメスです。

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 羽化開始から約2時間後、ヨツボシトンボらしい雰囲気になってきました。
 ところでこのヨツボシトンボ、ヨーロッパや北米大陸には非常に近い種が分布していますが、英語圏での呼び名は『Four-spotted Skimmer』。skimmer(表面すれすれに飛ぶもの)は英語圏でトンボ科の種に付けられる事が多いのですが、その前のfour-spotted 、つまりは『4つの斑点』とは正に本種の特徴的部分なので、国や文化は違えど見るところは同じようです。

(ちなみに、ブログ左サイドにある『カナダの蜻蛉』に北米大陸産のヨツボシトンボを収録しています)

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 羽化の一部始終を観察していて思ったのですが、ヨツボシトンボはここまで毛深かったのかというのが小さな驚きでした。

山梨県 2016年5月15日

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ときめき

 先日の土曜日、天気は良かったものの朝一で用事が入ったため、用事を済ませた後に近場を散策しました。

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トビ vs カラス

 湖畔に立ち寄ってみたところ、打ち上げられた魚を巡ってトビとカラス(左がハシブトガラス、右がハシボソガラス)がバトルを繰り広げていました。戦いの風景ではあるのですが、奥に写る釣り人さんのお蔭で、えらく平和的な場面にも見えました。

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キムネクマバチ♀

 湖畔から戻る途中、ふと足下の草に目を向けると草の先にじっとしているキムネクマバチのメスを発見。

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 ほお! 中々かわいい顔をしているではありませんか! 思わず心がときめいてしまい、アイドル撮影みたくしばらくの間激写してしまいました。

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背中をかきかき

山梨県東部 2016年5月14日

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蒼春

 早朝にかけて止水域のトンボを観察した後、川の様子も見に向かいました。

Koyama
コヤマトンボ♀:羽化

 サナエトンボ類の羽化を期待していたのですが、今年は時期が早かったので抜け殻すらも見られないという状況でした。そう易々と季節は待ってくれませんね。そんな中、川岸を探索していたkojeeeさんに羽化途中のコヤマトンボを教えて頂き、初々しいその姿にしばし見とれていました。大きな体型の割には、意外にもごちゃっとした所で羽化するものです。

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ホソミイトトンボ:交尾

 川での探索を続けていると、草むらをちらちらと飛ぶ青いイトトンボを発見し、よく見てみればホソミイトトンボでした。山梨県ではかなり広範囲に分布しているので、戻れば簡単にお目にかかる事はできますが、東京で見るのとではやはり雰囲気が違いますね。

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Hosomiito3
ホソミイトトンボ:産卵

 成虫で越冬するトンボなので一年中見る事は一応できますが、春先に見られる越冬型のこの青空のような色は、本物の青空と合わさって実に綺麗だなと思います。

(今回ご指導頂いたkojeeeさんは、前日までに撮りたい物を撮り尽くしていたとの事で、今回無理にお誘いしてしまったのは本当に申し訳なかったのですが、お蔭さまで色々なトンボの観察が叶いました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。)

東京都 2016年5月5日

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冷たい左足

 連休の後半戦は、実家に帰省した事もあって東京昆虫記のkojeeeさんにお声がけをして、観察に同行させて頂きました。

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サラサヤンマ♂:羽化

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クロスジギンヤンマ♀:羽化

 まずは、昨年にも観察を行ったサラサヤンマの様子を見に行きました。今年も変わらずに命を繋いでいたようで一安心ですが、ヤンマがいるとは思えない環境で平然と生きている姿は何度見ても驚きです。また、別の場所のセリが生い茂る小さな池では、羽化を終えたクロスジギンヤンマも見る事ができて、早春のヤンマ達が続々と発生しているようです。

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コサナエ♂:羽化

 こちらも昨年に観察を行ったコサナエです。昨年は、薄曇りの天候の中での上陸した幼虫との持久戦でしたが、今回は現地入りした段階で眩しいばかりの陽の光が降り注いでいたので、待つ事もなく観察ができました。

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シュレーゲルアオガエル

 実は、前回のヒメクロサナエの観察の段階で、胴長が浸水している事が発覚していたのですが、トンボ達の美しい姿に、冷たい左足の事など忘れて夢中に見入っていました。しかし、前回新調した9月からわずか半年で胴長一本を駄目にしてしまうとは、、、。

東京都 2016年5月5日

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感覚を疑う

 前回ご紹介したヒメクロサナエの羽化の観察中、実はその隣の岩に生えていたユキノシタの葉上でも、上陸したばかりの幼虫を発見していました。

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ヒメクロサナエ??

 上陸のタイミングが同じなので、見つけた時はこの幼虫もヒメクロサナエかと思って、前回のオスと同時進行で観察を行いました。

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ダビドサナエ♀:羽化

 しかし、経過を見守っている内に、ヒメクロサナエとは違って前にどこかで見た色合いだなと感じたものの確信が持てず、撮った写真を参考に帰ってからあらゆる部分(体色、尾部付属器、翅脈、etc...)を調べました。結果、どうやらこちらはダビドサナエのメスのようです。

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ハンミョウ

 トンボの中には幼虫や羽化途中では種が判別しにくいものがいるので、特にそれらが同じ場所で見られる場合は、自分の見極めが正しいのか未だ不安になる事があります。図鑑では見た気になっていても実物の雰囲気は違いますから、状況だけで変に決めつけない様に気をつけたいものです。

山梨県東部 2016年5月2日

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集合地点

 ゴールデンウィークのトンボ観察前半戦、休耕田巡りをした翌日は、昨年にヒメクロサナエを確認した川へと様子を見に向かいました。

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サナエトンボ類の抜け殻

 川に到着して水際を見て行くと、サナエトンボ類(おそらくヒメクロサナエ)の抜け殻が集中している場所を発見。大岩によって流れが淀んでいる場所の横で、これは脈有りなのではないかと思い、周辺を注意して探してみました。

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ヒメクロサナエ♀:羽化

 すると、危うく踏みそうな場所で羽化を始めようとしていたヒメクロサナエのメスを発見しました。いきなり本命に出会う事が叶い一安心でしたが、最初の写真の抜け殻の数からして、他にも続々と上がって来る可能性があります。となると欲が出て来ますので、上のメスを見送った後に、抜け殻がびっしりと付いた岩の付近をもう一度探してみました。

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ヒメクロサナエ♂:羽化場所の確認中

 その気持ちが届いていた訳ではないでしょうが、探し始めてすぐに岩の側面を登るヒメクロサナエの幼虫を発見しました。見ている間に、腹部を振り上げて場所が安定しているかの確認を始め、折角なので最後まで見守ってみる事にしました。

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ヒメクロサナエ♂:羽化

 途中、上流からの川風にあおられて向きが変わりましたが、失敗する事もなく無事に完結できました。日影だという面もあるのかとは思いますが、黒の字が付くだけあって、羽化の時の色合いが他のサナエ類よりも若干黒っぽいなと感じました。

山梨県東部 2016年5月2日

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地面すれすれ

 オオトラフトンボには少し早く、シオヤトンボやヨツボシトンボの羽化の観察には遅すぎたので、取って返して別の休耕田を目指しました。

Hosomiito
ホソミイトトンボ♂

 着いてみると、青く色変わりしたホソミオツネントンボ数匹に混じって、同じく色変わりしたホソミイトトンボを発見しました。ここでは他にオツネントンボも見られたので、成虫越冬トンボの3種が合わせて活動的になっているようです。

 肝心のシオヤトンボですが、探した休耕田が山際の奥まった所にあったので、数時間前までは日影であった思われる辺りを試しに覗いてみると、 

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シオヤトンボ♂:羽化

 運良く、正に殻から脱出したばかりのシオヤトンボを発見しました。

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 セリなどの水田周りではお馴染みの植物が茂る良い休耕田ではありましたが、背の高い植物が少ないため、ご覧の通り羽化の位置が地面すれすれでした。観察しながら翅が伸張して行くのを見ていると、地面に翅先がぶつかるのではないかと冷や冷やしたのですが、少しずつ上に自力で移動して事なきを得ました。

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クリンソウ

 ところで、この日の観察に向かう際には車のガソリンが半分を少し切った量だったのですが、山がちの道路を通ったため行きの段階でみるみる減ってしまい、オオトラフトンボの場所から移動を始めた直後にはガス欠寸前となってしまいました。幸い、スタンドを何とか見つける事ができてセーフでしたが、メーターが点滅した時の恐怖感は半端ではないですね。補充できる時には補充するべきだと痛感しました。

山梨県西部 2016年5月1日

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早いのか遅いのか

 ゴールデンウィーク初日は季節の進みを一応考慮して、昨年の5月末に観察を行ったオオトラフトンボの発生状況の確認と、あわよくば羽化が観察できないかと期待して、久々に夜明け前の出発となりました。

Benisizimi
休止中のベニシジミ

 現地に到着するとだいぶ明るくなっていたのですが気温がかなり低く、水域の状態を少し心配しながら、ベニシジミ達が眠る草原を掻き分けて水域へと向かいました。が、今年の季節の進みに反してオオトラフトンボどころかトンボ類の動きが皆無で、水位も格段に増えていたため胴長ではとてもアプローチできませんでした。そう簡単には行かないだろうとは思っていましたが、季節を読むのは難しいものです。
 せっかく早起きしてこれで終わりという訳にはいかないので、気持ちを切り替えて近くの休耕田へと向かいました。

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オツネントンボ

 休耕田の方はと言うと、陽当たりの良い点が幸いして、草原でオツネントンボが無数に飛び交っていました。冬場にはこの辺りでも越冬トンボ探しをしたのですが、どこに隠れていたのか本当に不思議です。

Yotubosi
ヨツボシトンボ♂:羽化

 この時期の休耕田で観察できるトンボの羽化と言えば、シオヤトンボやヨツボシトンボが代表種と言えますが、オオトラフトンボの状況確認で時間を費やしたためか、休耕田に着いた段階では既に羽化を終えた個体ばかりでした。

Ryukinka
リュウキンカ

Sakurasumire
サクラスミレ?

 季節の進みが早いと言っても、標高や陽当たりによっては全て等しく早めに動いている訳ではないようで、実際に現場に行ってみなければわからない気がします。

山梨県 2016年5月1日

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方庭

 先日の祝日(昭和の日)に、仕事の関係で都内の新宿御苑へと行って来ました。苑内は緑豊かなので歩いているだけでも十分面白いのですが、行くと必ず行ってしまう温室に今回も足を運びました。

Hisuikazura
ヒスイカズラ

 温室内は海外の植物に満ちており、時々種類が入れ替わるようなのですが、今回はヒスイカズラが丁度見頃でした。本物を見たのは初めてでしたが、その名に相応しい姿ですね。

Orizurusumire
オリヅルスミレ

 以前に来た時にはキソウテンガイが展示されていたので、また見られるかと少し期待していたのですが、下げられて(?)しまっていました。それには少し落胆したのですが、出口付近にぽつんと置かれていた鉢に目が止まり、ラベルを見てびっくりしました。
 山渓の図鑑『日本のスミレ』に記載されていた優雅な和名と、その解説文、そして野生絶滅という三拍子が揃って強烈に印象に残っていたのですが、こんなところでお目にかかれるとは思いもしませんでした。

 野生絶滅、つまりは何らかの理由によって野生下では一切生息・自生しておらず、研究機関等でのみ命を繋いでいるという風前の灯とも言える状態ですが、新宿御苑は庭園としてだけではなく、これら絶滅寸前の植物を保存するという言わば方舟的な機能も持っています。
 オリヅルスミレに関してはかなり特例ではあるものの、他の生物が何時同じ境遇に陥るかわからないこのご時世ですから、知らずに失われる前に、その地域にどんな生物がいるのかしっかりと観察しておく事の重要性を、小さなスミレから学んだ一時でした。

東京都 新宿御苑 2016年4月29日

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