ホバークラフト

 年明け辺りから、今年の春こそはホンサナエの羽化を観察したい! と思っていたので、東京昆虫記のkojeeeさんによる再びの指導の元、観察に行って来ました。

David
ダビドサナエ

 現地に着いて岸辺に目を向けると、羽化のために上陸したダビドサナエの幼虫を早速発見。良い場所を探すため、てくてくと忙しく歩いていました。

Yama1
ヤマサナエ

 そんな中、水面からのっそりと上がって来たヤマサナエも発見しました。kojeeeさん曰く『ホバークラフトの様な上陸』という表現が、実に的を得ています。散ったサクラの残骸(萼:がく?)を体に付けて、いかにも春らしい出で立ちです。

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ヤマサナエ♂:羽化(上とは別個体)

 昨年はタイミングが合わず観察できなかったので、羽化の一部始終を見届ける事にしました。大型のトンボではありますが、羽化開始から羽の伸長が終わるまで一時間程度という早さで進む姿を見ると、やはりサナエトンボらしいなと思います。

Aosana1
アオサナエ♂:羽化

 驚きだったのが、こちらのアオサナエです。数年前のゴールデンウィークの時に、羽化の最盛期に当たった印象があまりに強かったのですが、東京での第一陣の発生は丁度今くらいからとの事でした。そして肝心のホンサナエですが、今回訪れた場所に関しては発生数が少なかったようで、春先に羽化したのが最初にして最後だったみたいです。
 しかしながら、ヤマナサナエやアオサナエの羽化を久々に観察できましたし、ホンサナエについては北海道にも分布しているので、今後の楽しみとして取っておく事にします。

東京都 2017年4月23日

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スロースタート

 曇りの天気予報から一転し、夏の様な陽射しが降り注いだ暑い日曜日。毎年恒例のムカシトンボの羽化の観察に出かけてきました。

Violet
タチツボスミレ&マルバスミレ

Hosomiito
ホソミイトトンボ♂

 スミレの咲き乱れる道を、羽化していそうな場所を覗き込みながらしばらく歩いていると、目の前にホソミイトトンボがふわっと飛び出して来ました。越冬明けから間もないようで、目は未だに茶色く体の青も薄かったので、ぱっと見た瞬間は何かわかりませんでした。

Nihontokage
ニホントカゲ

Kantoumiyama
カントウミヤマカタバミ?

 半月前に訪れた時とは、花を咲かせていた植物の種類も少し変わり、昆虫もそれなりに飛ぶようになっていましたが、肝心のムカシトンボを中々見つける事ができません。
 来週にでも再挑戦するかと思った矢先、ふと話しかけたカメラマンの方(虫屋さん?)* が、「羽化を終えたムカシトンボがいたから、教えるよ」と快く案内して頂きました。

Mukasi
ムカシトンボ♂:羽化

 ご案内頂いた場所に着いてみれば、暑い陽射しの下で既に黒く色付いたムカシトンボが体を乾かしていました。残念ながら自力での確認には至りませんでしたが、ここのところ気温の上下に加えて冷たい雨の降る日もあったので、羽化のピークが今年は1週間ほど遅れているのかもしれません。
 また再挑戦しなければなりませんが、今年もこの時期が来たなぁと、カメラを向けつつ染み染みと感じました。

* お教え頂いた方、どうもありがとうございます!

東京都 2017年4月16日

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向き合う

 そろそろ東京でもトンボシーズンが開幕しそうなこの頃。折角東京に戻って来たので、以前にも度々お世話になっていた東京昆虫記のkojeeeさんにお誘い頂き、早春のトンボ観察に行って来ました。

Hosomiotunen1
オツネントンボ♀

 最初に、ホンサナエが羽化しているかどうか確認しに向かったのですが、前々日・前日と雨で気温も低かったせいか、残念ながら空振りでした。とは言え、この日は晴れて気温は高めだったので気を取り直し、教えて頂いた場所で草を掻き分けつつ目を凝らすと、無事に冬を乗り越えたオツネントンボが次々に姿を現しました。

Hosomiotunen2
オツネントンボ♀

 皆、陽当たりの良い場所で日光浴しつつ、時折小さな昆虫を食べてのんびりと過ごしていました。メスについては警戒心が弱めだったので私でも近づけたのですが、オスに至っては少し身じろぎしただけで飛んでしまう程で、警戒心の度合いが随分と違いました。普通種ではありますが、じっくり向き合ってみると、今まで気がつかなかった事が見えてくるものです。

Hakkahamusi
ハッカハムシ

 トンボ観察の合間に、ふと目の前に現れたハッカハムシのその美しさにも、心を奪われました。

 4月から新たな職場での新生活がスタートしました。そして、先日の記事で出し惜しみしたその勤務地についてですが、なんと北海道です。しかし、現地に赴任するのは予定では7月以降となりましたので、向こう3ヶ月間は東京で下働き研修をしつつ、準備を整える事となりました。しばらくは通い慣れたポイントに足を運び、鋭気を養う事とします。

東京都 2017年4月2日

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水上花見

 先日は野山の花々を観察しに行きましたが、今回は町の片隅に咲く花々を探しに出かけてきました。

Sirobanatanpopo
シロバナタンポポ

 数年前に発見したスミレの大株のあった場所へ行ってみると、残念ながら株は姿を消していました。その代わり、川沿いのコンクリートの隙間でシロバナタンポポを一株発見。実は、この近くにシロバナタンポポの小さな群生地があったのですが、何かしらの理由でこつ然と消えてしまったので、その生き残りかもしれません。

Kaituburi
桜とカイツブリ

 スミレなどは今ひとつでしたが、場所によっては桜がちらほらと咲き出しており、その下の水面でカイツブリが優雅に漂っていました。お花見のシーズンはすぐそこのようです。

東京都 2017年3月25日

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ヒロイン

 春めいて来たので、植物に詳しい後輩のM君の案内のもと、スミレ観察に行ってきました。

Ume
梅林

Yogorenekonome
ヨゴレネコノメ

Eizansumire
エイザンスミレ

Azumaichige
アズマイチゲ

 最盛期にはまだ早かったのですが、梅が美しく咲き乱れる林道を進むと、日影ではネコノメソウが、日向ではエイザンスミレやアズマイチゲなどが、それぞれの場所で可憐な花を咲かせていました。同行者が植物屋だったお蔭で私とは目の付けどころが違い、背丈の低いスミレなどを次々と見つけて教えてくれました。

Cyarumerusou
コチャルメルソウ

 中でも、今回教えて貰って初めて見る事ができたのが、こちらのコチャルメルソウ。目立たない植物なので、教えてもらわないと絶対に見つけられなかったでしょう。名前の通り、楽器のチャルメラ(チャルメル)を思わせるような面白い形の花でした。

Tachitubosumire
タチツボスミレ

Hinasumire
ヒナスミレ & 後輩のM君

 大学の思い出話に花咲かせつつ、春の主役とも言える桜に劣らず、健気に花を咲かせる小さなヒロイン達に癒された一時でした。

東京都 2017年3月20日

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