陽射しを恋う

Cyougenbo
チョウゲンボウ

 ここのところ、休日は天気にいまひとつ恵まれていなかったのですが、この日は朝から晴れてくれました。移動途中にチョウゲンボウにも遭遇したので、これは幸先がよいです。

Himeakane1
ヒメアカネ♂

 前から気になっていた場所についてみると、多様な水域環境が点在しており、時期になれば相当楽しめそうだということが確認できました。
 とは言え、今はオフシーズンなのでトンボの姿は皆無。もしかしたら、陽当たりの良い場所で日光浴しているかと思い付近の道を歩いてみると、道端に積もった枯葉の上に小さな赤トンボの姿がありました。マユタテアカネかと思いきや、良く見てみればヒメアカネです。

Himeakane2
ヒメアカネ♂

Himeakane3
ヒメアカネ♀

 確認できたのはオス・メス共にわずかで、全て落ち葉の上で日光浴していました。メスに至っては、産卵の際に付いたと思われる泥が腹部にそのままで、大仕事を成し遂げたという風格がありました。
 見ていて面白かったのが、止まる場所が地面(苔)よりも枯葉の上、更に言えば表を向いている枯葉よりも裏を向いている枯葉の上、と明らかに選んで止まっているようでした。枯葉の裏面が白っぽいので、太陽の光を反射して下から光と熱を受けやすいからなのかと思いますが、それをわかっているのかもしれませんね。

Himeakane4

 こちらが気になるのか、時折顔を真上に傾ける場面がありましたが、丁度太陽に雲がかかったのを見上げて、陽射しを恋うように見えてしまいました。

香川県 2016年11月28日

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うどん県らしいトンボ

 この日の観察も新規開拓のため、これまで一度も行っていない地域に足を運びました。良い環境の溜池を見つけたのですが、季節か時間的な問題かトンボの姿は見られませんでした。

 一つ気になるのは、香川県内には溜池と共に水田が無数にあるものの、水田ではお馴染みのナツアカネやアキアカネといったトンボの姿がほとんど見えず、これが季節的なものなのか環境的なものなのか、という点です。これも観察回数を増やせば理解できるかもしれません。

Kitateha
キタテハ

Misago
ミサゴ

 溜池の周辺を探索中に上空をサッと黒い影が通り過ぎ、見上げて確認してみると、ミサゴが旋回しつつ水面に鋭い視線を送っていました。オオクチバスかブルーギルがいるのか、2〜3回ほど急降下していましたが、狩りは失敗に終わったようで、しばらくしたら飛び去っていきました。

 生物のトンボでは成果が無かったのですが、移動途中にこんなお店を見つけてしまいました↓

Tomboudon

 その名も、『セルフうどん とんぼ』

 丁度お昼頃だったので、「これは入るしかない。いやむしろ入らざるを得ない。」という使命感のもと入店しました。注文したのは肉うどん1玉分(400円!?)で、注文からわずか10秒で出来上がるという超速対応。更には味も良かったので、安い・早い・美味いの三拍子揃ったお店でした。
 これはこれで、トンボ的には一つの成果かもしれません。

香川県 2016年11月16日

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幸せを届けに

 少し風が強めの天気の良い休日。オオキトンボのオスのホバリング・パトロールが撮り易いのではないかと思い、新たな観察地開拓と合わせて出掛けてきました。

Ooki1
オオキトンボ♂

Ooki2
オオキトンボ♂

 オオキトンボがいそうな環境が何となくわかって来たので、地図に加えて勘も頼りに新たな池に行って見ると、数は少ないながらも確認できました。オスのホバリングを交えたパトロールは午前中に多いそうですが、風のお蔭もあってか比較的長めのホバリングをしてくれたので、目当ての姿を見ることができました。

 涼しい秋風が吹き渡る空の下、時には赤トンボらしく地面で日光浴する場面も。

Susuki
ススキ

Kounotori1

 帰り際、別の溜池に立ち寄ってみたところ、ダイサギに混じって見慣れない鳥がいました。

Kounotori2
コウノトリ

 この立派なくちばしと特徴的な色彩。鳥に疎い私でも「これは!」と思い、慌てて望遠レンズに切り替えて撮影してみれば、案の定、コウノトリでした。
 瀬戸内海を挟んだ対岸の兵庫県に、有名な保護繁殖施設があるというのは知っていましたが、人工繁殖により巣立った個体が日本全国の広範囲に渡って飛来しているという事を、調べて今更ながら初めて知りました。特に兵庫県の周辺地域にはよく飛来するらしく、水田や溜池の多い香川県も例外ではないようです。
 トンボ観察のために溜池を巡る事が多いですが、今後も出会う事があるかもしれないので、こちらも楽しみに観察を続けて行きたいところです。

*ちなみにこの個体、よく見ると個体識別の足環が付いていたので、『兵庫県立コウノトリの郷公園』に問い合わせてみたところ、今年の6月頃から消息不明だった個体との事でした。

香川県 2016年11月7日

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杞憂

 11月の第1〜2週は香川県もかなり冷え込み、真冬かと思うような寒い週でした。寒さのため生きもの達の活動が鈍っていないか心配でしたが、休日の前夜、仕事帰りにヒメヤママユが見送ってくれたので、次の日も大丈夫だろうと前向きに考えて観察に出掛けました。

Himeyama
ヒメヤママユ

Kawaranadeshiko
カワラナデシコ

Kitombo
キトンボ♂

 秋の七草であるカワラナデシコを眺めつつ、以前の観察でナニワトンボを観察した水域に再び足を運んでみると、今回はキトンボがいました。改めてじっくり見ると、翅のオレンジ部分がかなり目立ちますし、体が赤くなるという点でも名前に「大」の付くオオキトンボとは違いますね。
 考えてみれば、一口に赤トンボと言っても、赤に限らず青や黄色、黒など様々な色の種類がいて、香川県に来たお蔭で一層好きになりました。

Mayutate
マユタテアカネ♂

 ナニワトンボの姿は今回ありませんでしたが、マユタテアカネやキトンボ、ベニトンボなど、まだまだ元気な種類が多いので、もうしばらくは楽しめそうです。

Tumaguroki
キタキチョウ:交尾

 汀に生えていたニセアカシアの幼木にふと目を留めると、キタキチョウのペアがいました。よく見れば、蛹(中央の茶色い物)にぶら下がっています。どうやら、蛹から羽化したばかりのメスにアタックしたか、羽化するのを待ち受けていたのかもしれません。
 寒さで鈍ったかもしれないという思いは、今のところ杞憂に終わりそうです。

香川県 2016年11月4日
(ヒメヤママユは11月2日)

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木の葉隠れ

 一週間以上前の記録になってしまいますが、この日は薄曇りに涼しい風が吹き抜ける中で観察に出掛けました。結果から言ってしまうと、トンボの成果はゼロでしたが、林縁を歩いている時にちょっと面白いチョウに出会いました。

Kurokonoma1

 どこにいるか、わかりますか?

Kurokonoma2
クロコノマチョウ

 正解は、中央より少し左。枯葉にそっくりなクロコノマチョウです。色も然ることながら、質感も枯葉そっくりです。足下から不意に飛び上がるまで、全くわかりませんでした。

Turigane
ツリガネニンジン

 四国だから東京よりは暖かいだろうと思っていましたが、風は意外に冷たいので、真冬は東京と大差ないかもしれません。

香川県 2016年10月31日

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