密かな気配

 先日の土曜日、地元の公園で行われる毎月の恒例の昆虫調査に参加して来ました。

Shioneki
シオカラトンボ♂(左)・ネキトンボ♂(右)

Sazanami
サザナミスズメ

Onbu
オンブバッタ

Tdaru
トウキョウダルマガエル

Genno
ゲンノショウコ

 ビオトープでは、相変わらず衰えを見せないシオカラトンボに混じってコノシメトンボやネキトンボが飛んでおり、写真には撮れませんでしたが産卵も行っていました。水田の稲穂も頭が垂れて来ており、草むらではゲンノショウコも咲いていたので、東京の都心にも秋の第一陣が密かに訪れているようです。

東京都 2016年9月17日

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第一陣

 先日の土曜日、2ヶ月ぶりに山梨の観察地へと足を運んで来ました。

Natu
ナツアカネ♀:産卵

 時々訪れていた山地の水域に向かったところ、陽当たりの良い草地の上では早くもナツアカネが産卵を行っていました。発見時は通常の連結帯で産卵を行っていたのですが、しばらく見ていると連結を解いて、単独の産卵に移りました。例年、稲刈り後の水田での観察が主だったので、青々とした草の上で産卵しているのを見ると何だか新鮮です。

Kiageha
キアゲハ

Tonosama
トノサマバッタ:交尾

 この日は、鳥好きの専門学校の元同級生が同行していたので、山地でしばらく観察を行った後、麓の河原へと移りました。私は地面にばかり気を取られていましたが、同級生の方はというと反対に空を見上げ、サシバやアマツバメなどを眺めて楽しんでいたようです。
 当然ではありますが、見る生きものが違えば見る場所や行動が全く違うというのは面白いですね。

山梨県 2016年9月10日

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他力本願

 稲の復旧作業を行ってから数日後、問題無いか再び様子を見に行きました。まるで農家のおじさんですね。

Kuroageha
クロアゲハ

Nagasaki
ナガサキアゲハ♀

 公園へと向かう途中、道端ではクロアゲハの蛹を発見したり、ナガサキアゲハに出くわしたりと、何故かアゲハ類との遭遇率が高かったです。

Kawasemi
カワセミ♂

 公園に着いて、水田へと向かう前にヤブヤンマのいる池を覗いてみると、なんとカワセミが来ていました。後で情報を確認したところ、どうやら2ヶ月ほど前から時々姿を見せているようです。小魚を捕らえる印象が強いですが、都会に生息している個体はアメリカザリガニを食べる事があるらしく、他力本願ではないですが、園内の水域に潜むアメリカザリガニも積極的に獲って頂けると助かります。
 ちなみに、稲の方は問題ありませんでした。

東京都 2016年9月5日

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追い打ち

 台風一過の翌日、地元の公園にある水田の稲が一部倒れてしまったため、復旧作業を手伝いつつ、生きものの様子も見て来ました。

Jyakou1
ジャコウアゲハ

 前の記録では蛹化間近の終齢幼虫を載せましたが、それから2週間経ったのでほとんどは蛹になっており、おそらく台風前には羽化したと思われる殻も多数残されていました。

Jyakou2

 中には死んでしまった蛹もありましたが、どこからか飛んで来たクロスズメバチが忙しく齧り取って糧としていました。できれば冬場の越冬蛹も観察したいところですが、肝心のウマノスズクサが前の幼虫達によって根刮ぎ食べられており、果たして今後どうなるのか気になるところです。

Shiokara
シオカラトンボ:交尾

Uragin
ウラギンシジミ

 台風が残した強い風が始終吹いていましたが、そんな中でもシオカラトンボは元気に活動しており、方やウラギンシジミは風をやり過ごすように葉の影に止まっていました。

 この後、引き上げようかと思った矢先に園内を散策していた孫連れのおじいさんに「カマキリがセミを捕まえてた!」と呼び止められたので、その現場へ案内して頂いたのですが、

Harabiro1
ミンミンゼミを捕らえたハラビロカマキリ

 おじいさんの証言通り、ハラビロカマキリがミンミンゼミを捕らえていました。この時点ではセミはまだ生きており、時々翅をばたつかせてはいましたが、カマキリの方はそれをがっしりと押さえ込んでいたので、大した力です。

Harabiro2

 珍しい光景を見れた喜びの反面、セミにとっては折角台風を乗り切ったのに何たる仕打ち! という心境かとは思うので、それを察すると切ない面もあります。

東京都 2016年8月31日

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台風前の静けさ

 前回からの続きです。
 原始のトンボの生息地に思いを馳せた後、川に戻ってハグロトンボをしばらく観察しました。

Haguro
ハグロトンボ:交尾拒否

 数はそこそこ見られはしたのですが、交尾や産卵の時間帯には少し早かったようで、オスが懸命にアタックをしかけるも実ってはいませんでした。残念ながら良い成果は得られなかったので、早々に引き上げて別の水域に向かいました。

Ooito
オオイトトンボ

 次の水域では、トンボの個体数は少ないながらもオオイトトンボを見る事ができました。このトンボも、山梨では見つける事ができなかったので(分布してはいるようですが)久々の観察です。

Rurimon
ルリモンハナバチ

Oochyabane
オオチャバネセセリ

Nihonaka
ニホンアカガエル
ヤマアカガエル*

 水域から少し離れた場所では、水色の模様が綺麗なルリモンハナバチも見る事ができ、アキノタムラソウの蜜が好きなのか転々と咲く花を忙しく移動していました。今回調べて初めて知りましたが、幼虫は他のハナバチの巣に寄生して花粉を失敬するらしく、綺麗な色なのに強かですね。

>台風前という事でトンボもやや少なめで空模様も心配ではありましたが、経験豊富なkojeeeさんのご案内により、外れの無い観察を行う事できました。どうもありがとうございます。

* ご指摘頂きました方、どうもありがとうございます。

東京都 2016年8月15日

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